highlife 〜自分の人生の責任は自分にある〜

鉄道の仕事を経験しためりのが鉄道・趣味・人生・仕事をみなさまと考えたいブログ!

京浜急行の運転における重要ポジションのニュースから鉄道のパワハラ気質を考える

ワタクシめりのはこんなヤツです❗️
highlife 人生と仕事を語ろう! - highlife 〜人生と仕事と自転車と〜

特に20代なら。
相性のいい仕事、聞いてみる?【相性転職Personal File】

先日、パワハラに関するニュースをTVで見ました。
私は鉄道好きで自身も運転士まで経験しましたがそんな鉄道の、過去にあったあるニュースを思い出しました。
京浜急行に関するニュースです。

京浜急行というと、独特な社風もあり。
鉄道ファンにも人気がある企業です。

以下は当時のネットニュースより。

「現場力」に支えられた「超人的」な列車運行で、長らく称賛されてきた京浜急行電鉄。
だが、運行管理の中核を担う「運転主任」への負荷は大きく、さらに職人気質な上下関係や特殊な昇格制度などにより、運転主任間でのパワハラも深刻化している。過度のストレスやプレッシャーはヒューマンエラーを誘発しかねず、早急な改善が求められる。

はい。

京急の運転職場はある種独特です。

多くの鉄道会社は定年まで乗務員で勤め上げる人も多いです。そんな中、京急の運転士は40代で原則そのポジションを退き、運転主任という仕事に就くキャリアがあるのです。

運転主任とは品川、京急川崎、金沢文庫など主要な信号所で、信号機や分岐器(ポイント)を手動操作で切り替える重要な仕事です。
他社では完全にシステム制御で、運転指令の仕事になりますが、京急では現場の運転主任が手動介入で制御しています。
また、車両運用の検討や車両入換など、通常は専属の構内運転士などがやる仕事を。
京急は運転主任が担当します。

これらにより。
ダイヤが乱れた際は現場の運転主任によって迅速正確な対応が可能であり、まさに一人何役ともいうべきさまざまな業務をこなす彼らは。

同業他社だけでなく鉄道趣味の人達からも「プロ」として認識されているのです。

まさに京急の職人魂
を見るような仕事です。

そんな風に誇りを持って
自分らしく働きたいなら「はたらいく」

さて、運転主任でいうと。
自分より経験のある主任から業務を教えてもらわなければなりません。これまで長く運転士をしていましたが、またイチからの仕事です。
この時、指導役である主任の機嫌を損ねたり、やる気がないと認定されると教えてもらえなくなるのです。職人気質といえばそれまでですが。

まさにパワハラの温床があると言えるでしょう。

そうすると。

パワハラがあろうと
仕方ないという風土が生まれます。

人と人との関係というのは難しいものがあります。
鉄道の仕事は年功序列が色濃く、能力給ではないし、実力主義という訳でもありません。ノルマもないのでそもそも成果というもので人を比べる事は難しい。
そうすると。

入社の早い人間、歴の長い人間が偉そうな態度でいても通用する世界となる。

何とも閉鎖的な社会が鉄道現場なのです。
鉄道というのはパワハラ気質がまだまだ横行していますが、この運転主任のような関係性ではパワハラが起こりやすいといえます。

もう辞めたい。そんな時。
会社や上司へ連絡不要!【退職代行ガーディアン】

パワハラの環境。
これは京急の運転主任に限った話ではありません。

面倒な仕事は立場が低い側に押し付けられたりします。また運転主任でなく私も経験した一般の乗務員でも、ベテランから勤務変更をお願いされたり(だいたい厳しい行路内容の仕事と、比較的ラクな行路を変更依頼される)など。

鉄道現場は先輩優位が顕著です。

近年はハラスメントについて各社とも敏感になっています。女性乗務員も格段に増えてきました。
しかし風土というものを変化させる事はそう簡単ではないでしょう。

あなたの職場は
あなたの求める空気感でしょうか?

評判や口コミで仕事を決めたいならココはオススメ。

めりのYouTubeはココ🔻
【元鉄道運転士】めりの的鉄道TIME! - YouTube